基本ルール(3行で覚える)
- 全員がグリーンに乗った時点で、カップから遠い順に金・銀・銅・鉄の権利を決める
- その位置からワンパットで沈めた人だけが、自分のメダルの点数を獲得する
- 18ホール終わったら合計点を出し、点差を精算する
点数は金4点・銀3点・銅2点・鉄1点が標準です。遠いほど難しいので、遠い人に高い点を割り当てるのが基本。「乗ってから」のゲームなので、ティーショットが曲がってもグリーンに乗せさえすれば全員に平等にチャンスが回ってくるのがオリンピックの良さです。
| メダル | 点数 | 誰が持つか |
|---|---|---|
| ダイヤ | 5点 | グリーン外からのチップイン、または5人目(ルール次第) |
| 金 | 4点 | カップからいちばん遠い人 |
| 銀 | 3点 | 2番目に遠い人 |
| 銅 | 2点 | 3番目に遠い人 |
| 鉄 | 1点 | いちばん近い人 |
展開例で見る点の動き
4人(A・B・C・D)で3ホール分を追ってみます。
| ホール | 権利(遠い順) | 結果 | 獲得 |
|---|---|---|---|
| 1H | A金・B銀・C銅・D鉄 | Dだけワンパット | D +1 |
| 2H | C金・A銀・D銅・B鉄 | Cが8mを沈める、Bも入れる | C +4 / B +1 |
| 3H | B金・D銀・A銅・C鉄 | 全員2パット以上 | 誰も取れず |
3ホール終了時点の合計は A 0点・B 1点・C 4点・D 1点。2Hの金ひとつで一気に主役が変わるのがわかります。ロングパットが入る確率は低いので、金の権利は毎回「入ったら大きい」宝くじ。逆に鉄は1点ですが入る確率が高く、コツコツ稼ぐ人が最後に勝っていることもよくあります。
±(収支ポイント)の計算方法
合計点をそのまま比べても順位はわかりますが、精算には「自分が他の全員に対して何点勝っているか」を出します。計算式はひとつだけ覚えれば十分です。
自分の± = 自分の点 × 人数 − 全員の合計点
これは「自分と他の各メンバーとの点差」をすべて足したものと同じ値になります。全員の±を足すと必ずゼロになるので、検算にも使えます。
計算例(4人・18H終了時)
A 12点 / B 5点 / C 9点 / D 6点 → 全員の合計 32点
A: 12×4 − 32 = +16
B: 5×4 − 32 = −12
C: 9×4 − 32 = +4
D: 6×4 − 32 = −8
検算: +16 −12 +4 −8 = 0 ✓
点差をそのまま「ポイント」として扱い、最下位の人に罰ゲーム、最上位に称号、といった非金銭の精算にするのが安心です。日本では金銭を賭けると賭博罪にあたるおそれがあるので、必ずポイント制で楽しみましょう(詳しくは下のFAQ)。
人数別の調整(2人・3人・5人以上)
- 3人: 金・銀・銅だけ使う(4・3・2点)。鉄を抜くだけで他は同じ
- 2人: 金と銀の2枚、または「遠い方4点・近い方2点」のように差をつける。2人だと点差が開きにくいので、ダイヤ(チップイン5点)を入れると盛り上がる
- 5人: いちばん遠い人にダイヤ(5点)を渡して5枚にする、または鉄を2人にする(近い2人が1点)。組が2つに分かれる場合は組ごとに別ゲームにするのが簡単
- 実力差が大きい: オリンピックはグリーンに乗ってからの勝負なので、もともとハンデはあまり要りません。どうしても差が出るなら「上級者はダイヤなし」「初心者は2パット目まで有効」など、権利の付け方で調整します
ラウンド前に決めておくべき5項目
オリンピックの揉めごとは、ほぼ全部「決めていなかった」ことが原因です。スタート前に30秒で確認しておきましょう。
- ダイヤの条件: グリーン外からのチップインを5点にするか、そもそも採用しないか。「カラー(グリーンの縁)は乗ったとみなすか」もここで
- 権利の判定: 遠い順は目測でOKか、迷ったら歩測か。同じくらいの距離のときはジャンケンで決めるなど
- 2パット以上: 0点が基本。「2パットでも半分」のようなローカルルールを使うなら全員に周知
- OKパットの扱い: 短いパットをOKにしたら、そのホールは「入れた」扱いにするのか無効にするのか。無効(0点)にするのが一般的で、取りたい人は自分で打つ
- 精算の単位: ポイント制で、勝者に称号・最下位に罰ゲームなど非金銭で。罰ゲームのネタは罰ゲームネタ50選にまとめています
記録係が困らない運用のコツ
- 記録はホールが終わった直後にやる。次のティーに着くと忘れる
- 「誰も取れなかったホール」も記録に残す。あとで「取ったはず」論争になる
- 途中経過の±は毎ホール口に出す。「Aが+8で独走」がわかると後半の緊張感が違う
- スマホで記録するなら、ホールごとにメダルをタップするだけで±が出るオリンピック計算ツールが楽です。獲得ログが残るので「2Hの金は誰だっけ」もすぐ確認できます
よくある質問
ゴルフのオリンピックとは?
グリーン上で行うポイント制のサイドゲームです。全員がグリーンに乗った時点でカップから遠い順に金・銀・銅・鉄の権利を決め、その位置からワンパットで沈めた人だけがメダルの点数を獲得します。2パット以上は0点。18ホール終了時の合計点で勝敗を決めます。
オリンピックの点数は何点ですか?
金4点・銀3点・銅2点・鉄1点が標準です。グリーン外からのチップインなどにダイヤモンド(5点)を設けるローカルルールもあります。点数は仲間内で自由に変えて構いませんが、スタート前に全員で確認しておきましょう。
±(プラスマイナス)の計算方法は?
「自分の点 × 人数 − 全員の合計点」で計算します。これは自分と他の全員との点差を合計した値と同じで、全員の±を足すとゼロになります。例えば4人で自分が12点、全員の合計が32点なら 12×4−32=+16 です。
ダイヤモンドとは?
金の上に設ける5点のメダルです。採用する場合の条件は主に2通りで、「グリーン外(カラー含む)からのチップイン」または「5人以上のときにいちばん遠い人に割り当てる」です。どちらにするか、あるいは採用しないかをスタート前に決めておきます。
OKパットのときはどうなりますか?
OK(ギミー)をもらったパットは「入れた」扱いにしないのが一般的で、そのホールのメダルは0点です。メダルの点が欲しい人はOKを断って自分で打ちます。ここを曖昧にすると揉めやすいので、事前に確認しておきましょう。
3人や5人でもできますか?
できます。3人なら金・銀・銅の3枚、5人ならいちばん遠い人にダイヤ(5点)を渡して5枚にするか、いちばん近い2人を鉄にします。2人の場合は金・銀の2枚か、遠い方4点・近い方2点のように差をつけると成立します。
お金を賭けても大丈夫ですか?
日本では金銭を賭けると賭博罪にあたるおそれがあります。±は必ずポイントとして扱い、勝者には称号や表彰、最下位には非金銭の罰ゲームで精算しましょう。ポイント制でも勝負の緊張感は変わりません。
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